0707
目の前を白い紙の束がザーっと横方向にスクロールしていく映像が流れた。
0709
白い映像が流れた。人も数名登場したはずだが、記憶にない。
0711
「都内ラーメン巡りマラソン」なるものに参加する。参加者は50人以上、スタート地点は渋谷かな?
ルールはよく分からぬままスタート、一斉に自転車をこぐ。自分は後先考えず全速力で飛ばし集団から抜き出て、早くもラーメン3店舗を回る。中に入ってラーメンを食べていく「大食いマラソン」というわけではなさそうだったので、ただ店舗に着いたら「済」としていた。
そのあと、小さいお店に寄る。入店するやいなやカルボナーララーメンを注文する。値段は50円。
「急いでるんです!12分までには食べないといけなくて……」というこちらの要望に、お店の人は「できるだけ急ぎますが...」と困った様子。
と、いう交渉をしているのは自分ではないことにあとから気づく。メガネをかけた見た目自分と同年齢の女性が、さもはじめから自分とペアで行動していたかのように、自分と同じテーブルに座っている。あまりにも佇まいが自然すぎて、なんだか錯覚を起こしてしまって、「誰ですか」と言わなかった、というより思わなかった。
ラーメンが来るのを待っていると、女性が唐突に「私はもうここでお別れ」と言った。
「1店舗目でお別れ?」と聞くと、
「胸に腫瘍があって…」と言い、胸にある赤い点の辺りをギュッと指で絞る。
すると、ニュルニュルと薄赤い膿がチューブのように出てきた......
と、ここで目覚めた。